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「定年廃止は公正が基本、決して甘い制度ではない」 インタビュー/YKK会長 猿丸雅之

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さるまる・まさゆき 1951年兵庫県生まれ。上智大学外国語学部卒業。75年吉田工業(現YKK)入社。米国勤務後、常務、上席常務、副社長を経て、2011年に創業家以外で同社初の社長に就任。18年から現職。(撮影:今 祥雄)

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2021年4月から定年制を廃止したYKKグループ。すでに13年から、60歳だった定年を段階的に65歳へと延長したが、定年廃止まで踏み込んだ企業は少ない。猿丸雅之・YKK会長に経緯と狙いについてただした。

──このタイミングで定年制を廃止した理由を教えてください。

時期は重なったが、高年齢者雇用安定法改正とは無関係だ。10年ほど前から定年制は本当に必要かと議論してきた。YKKグループは世界72の国と地域で事業をしている。米国などでは就業と年齢を関連づけることが違法。年齢を問わず働ける環境づくりを日本でも実現させたいと考えていた。掲げてきた経営理念とも合致する。

──定年廃止につながる理念とはいったい何ですか。

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