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東電と脱炭素でタッグ組む 「電化サブスク」を新展開 【2311】エプコ

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主力の住宅設備は3次元設計に着手。東電と脱炭素の新電化パッケージ推進。

本社は東京・墨田区。今21年12月期計画は売上高47億7100万円、営業利益4億7400万円(写真:エプコ)

住宅の設備設計やメンテナンスサポート、そして再生可能エネルギー関連事業で注目されるエプコ。先行投資とコロナ禍で苦戦が続いてきたが、新事業の中には収穫期入りが期待できるものも出てきている。

エプコは1990年に有限会社として発足、水道管関連工事のCAD(コンピューター利用設計システム)開発や設計・積算で出発した。低層住宅の給排水設備設計・積算業務を大手住宅会社や大手配管部材メーカーから受託。内装設備の標準化・工業化も進めてきた。また戸建て購入者のサポートを沖縄のコールセンターで担っている。創業時から続くこの2つの事業では、デジタル技術導入に向けた先行投資が続いてきた。

住宅設備の設計コンサルティング事業は、従来の2次元図面のCADから、新たに3次元化するBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)に取り組む。BIMは大手建設会社で導入が進むが住宅業界への浸透はこれから。独自開発のシステム「CAD2BIM」(C2B)は2次元データを3次元データに自動変換する。

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