ゲーム業界に絞った人材派遣を展開。多様な人材ニーズに応え、シェア拡大中。
──6年前から社長として会社を率いてきました。
コンフィデンスは2014年にゲームのデバッグ(不具合検出・修正)と人材派遣の会社として前社長が創業した。跡を継いだ私にとってゲーム業界は未知の領域だったが、ゲームは日本が世界に誇る産業だ。大きな工場があるわけではないが、人材が重視され、流動性も高い。派遣業のマーケットとして魅力を感じた。15年にはゲーム業界に特化し、30人弱の派遣を行った。
──ゲーム業界向け人材派遣の特徴は?
求職者、求人企業ともに多様性が高い。それぞれのニーズをマッチングするのに手間がかかる。例えばグラフィックデザイナーの求職者は得意な絵のスタイルが違う。かわいらしい絵、ロボット系の絵、バイオレンス系の絵など、各人の持ち味がある。求人企業側も、どういう人材に来てほしいかの要件が細かい。
大手の人材派遣会社は、ゲーム業界向けの仕事もやろうと思えばできるだろう。ただ、ITや製造業など、経験とスキルで効率的にマッチングしやすい領域と比べると、ゲーム業界向けは手間がかかる。大手はあまりやりたがらないのではないか。当社がこの分野でしっかりと成長できれば、それが参入障壁となる。
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