ハイリターン投資で得たお金を富裕層たちは何に使っているのだろうか。

スイスの名門寄宿学校の学費は年間1000万円前後かかる(写真:スイス・ラーニング日本事務局)
月曜は英語、火曜も英語、水曜は英語とサッカーとピアノ、木曜は英語、金曜はプログラミング教室……。
これは都内の私立校に通うある小学1年生の1週間だ。父親は、上場企業で役員を務めている男性。資産規模は、自社株も含めて50億円余りだ。
「英語ができなくて自分が苦労したので、子どもには小さな頃から習わせたかった。だから週に4回通わせている。そのかいあって、簡単な日常会話は英語でできるようになった」
この役員は、もともとこの企業の財務に関する相談に乗っていた公認会計士。創業者に誘われてメンバーに加わった。その後、会社が上場したことで、富裕層になった人物だ。
ただ、巨額の財産を手にしても、生活はそれまでとあまり変わらなかったという。
「もともと物欲がないこともあって、クルーザーだとか、プライベートジェットだとかいった物には何の興味もなかった。目立ったぜいたくといえば自宅を建てたくらいかな」(役員)
そう語る役員が、金額を見ることもなしに、惜しみなくお金をかけているものが1つだけある。それは子どもの教育だ。
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