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大化け期待の未上場株 富裕層の儲け方4|IPO長者タイプ

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究極のハイリスク・ハイリターン投資である未上場株投資。個人投資家にも門戸が開かれつつある。

イラスト:さとうただし

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東京・六本木にひっそりとした会員制のバーがある。このバーにひそかに集まっているのは、自ら事業を立ち上げ、株式の新規公開(IPO)にまでこぎ着けた“IPO長者”たちだ。

彼らが時折集うのは、後輩起業家たちが立ち上げたスタートアップ企業の情報を交換するためだ。IPO長者たちはこうしたつながりの中で得た情報を基に、スタートアップなどの未上場企業に投資をしているのだ。

富裕層が未上場企業に資金を投じる背景には、「今後10年を考えると、上場株式や債券への投資だけでは、今までのような高いリターンを期待できない」(野村証券の和田一登・商品企画部投信企画課長)という事情がある。

未上場企業への投資は究極のハイリスク・ハイリターン投資だ。というのも、ベンチャー企業への出資では「10社投資しても、そのうち1社のビジネスが成功するかどうか」といわれているからだ。

事業が失敗して投資先が倒産すれば、投じた資金がまったく戻ってこないおそれもあり、上場企業や債券への投資とは比較にならないほどリスクが高い。

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