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ライフ #富裕層㊙︎マネー学

コロナ禍で膨らむ富裕層資産 政府の支援策で資産価値上昇

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(santima.studio/PIXTA)

「いろんな批判があるのは十分承知しているが、われわれにとって安倍さんは非常にいい人だった」

2020年8月末に突然、体調不良を理由に退陣表明した安倍晋三首相(当時)について、地方で会社を上場させた経営者の男性はこのように評する。

「安倍さんが首相になった12年末以降、株価が大きく上がった。そのおかげで、私たちは富裕層になれたのだから」

この男性は、以前から株式投資をしていたことに加え、会社を上場させたことで多くの自社株を保有。そうした株が、アベノミクスなどによる株高で大きく値上がりして資産規模が5億円余りまで膨らみ、めでたく富裕層の仲間入りを果たしたのだ。

野村総合研究所が2年に1度発表している日本の富裕層に関するリポートを見ると、確かに13年以降、富裕層になった人が一貫して増加していることがわかる。

下図を見ていただきたい。これは、預貯金や株式、債券、投資信託、一時払い生命保険、年金保険など、世帯として保有する金融資産の合計額から負債を差し引いた「純金融資産保有額」が1億円以上5億円未満の「富裕層」と、5億円以上の「超富裕層」について、世帯数計と、それぞれの資産保有額の合計の推移をまとめたものだ。

直近の19年を見てみると、富裕層の世帯数は124万で保有資産の合計額は236兆円、超富裕層は8万7000世帯で保有資産は同97兆円となっている。

その結果、富裕層と超富裕層を合わせた世帯数は、05年以降で最も多かった17年より6万世帯も増加。資産保有額もこの2年間で34兆円増えている。

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