売り上げ横ばいでも稼ぐ「骨太経営」
――26年12月期業績見通しの上方修正を受けて株価は8月に最高値を更新しました。株式市場からの評価を高めていますが、事業の実力や外部環境についてどう捉えていますか。
トランプ関税や中東情勢による原材料価格の上昇などがあり、外部環境はあまり思わしくない。現時点で大きな影響は出ていないものの、中国の(レアアース等に対する)輸出規制もある。

一方で、為替の円安基調が業績を後押ししてくれているのはポジティブな面だ。同時に、こうした環境の変化を予測して「骨太の会社」にしたいというメッセージを社内外に発信してきた。仮にトップライン(売り上げ)が伸びない局面でも、構造的に各事業のボトムライン(利益)を改善していく、いわば“損益分岐点経営”といえるものだ。
通常、トップラインが伸びればそれにつれて経費も増えていく。だが、売上高が伸びない場合を想定し、(経費に)キャップをはめてボトムラインに向けた構造改革をするように各事業のトップに伝えており、その効果が表れてきている。
――売り上げが伸びない場合も想定し、収益改善を意識する経営ですね。
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