――Greenleaの買収を公表しました。大型M&Aに踏み切った狙いは。
日本では少子高齢化が進み人口が減っている。一方、世界では人口増加や経済発展を背景に、タンパク質の需要は今後も伸びていく。その成長を着実に取り込むうえで、ニュージーランドの牛肉事業を拡大することが近道だと考えた。
Greenleaとは、ニュージーランド子会社のANZCO(アンズコ)が長く関係を築いてきた。精通した業界で、よく知る企業だったからこそ、大きな投資でも自信を持って決断できた。加えて、入札形式ではなく相対交渉で買収できたのも大きい。
ANZCOはニュージーランドの南島が主な調達地域で、牛の出荷には季節性があった。そのため、牛の少ない閑散期に工場の稼働率が落ちる課題がある。一方、Greenleaは牛の多い北島が調達の中心で、年間を通じて工場の稼働率も高い。むしろ繁忙期になると、もっと調達できるのに処理能力に限界があった。今回の買収により両社間で大きな相乗効果が見込める。販売先も北米や中国、ヨーロッパ、中東など両社で重なる部分が多いため最適化の余地がある。
ニュージーランドが利益平準化に貢献
――ニュージーランドの事業は、穀物市況によって利益変動が大きくなる食肉事業の安定化につながりますか?
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