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撮影機材は私物スマホと三脚だけ、記者が動画を作ってみた Part3 使う|個人の使い方

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最低限の機材、激務の中での編集作業…悪戦苦闘の成果はいかに。

動画の収録風景。出演者の2人は、当日「朝練」を行い本番に臨んだ

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「うちの会社でもユーチューブに動画を投稿してみたい」。そう思い立ってから会社の公認を得て実現するまでには、さまざまな困難が待ち受けていることだろう。

そもそも、動画を作るには何を準備していかなる過程を踏めばいいのか。小社の若手社員による動画プロジェクトに密着した。

必要最低限の環境

集まったのは、日頃記者業務やマーケティングに携わる20~30代の社員有志6名。動画制作の経験があるのは、前職が動画メディアのA子と、学生時代にかじった経験があるB男だけ。ほかの4人はほとんど初心者だ。

いずれは動画を事業化しようと夢見てきた彼ら。今回は上司から「好きにやっていい」とお墨付きをもらったが、予算はない。そのため企画から撮影、編集まですべてを自らこなす必要がある。「私物と他部署から借りたものを使って、会議室で撮影するしかない」(A子)。逆に、本格的な機材を使わずにどこまでできるかという挑戦でもある。

キックオフ会議では動画のテーマを決めた。今回は、小社が発行する『会社四季報』を、投資に関心のない人にも知ってもらう動画を作るのが目標だ。そこでテーマは①株価を読む際に使われる投資用語「織り込み」の解説と、②四季報の誌面で使われる「ニコちゃんマーク」の解説の2つに決定。投資初心者役の聞き手と解説役の2人による掛け合い形式で進行することに。

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