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誹謗中傷の深刻問題 運営サイドに課題も?

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一度投稿された誹謗中傷コンテンツの削除は簡単ではない。

著名ユーチューバー、マックスむらい氏のある動画に投稿されたコメント

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「ニュースで自分の会社の事件が報道されるや、僕を犯人扱いするユーチューブ動画やコメントが多数投稿された。もう、笑うしかなかったですよ」

ゲーム実況などで人気を博したユーチューバー、「マックスむらい」こと村井智建氏は、自身が経験してきた中でも最悪の炎上経験についてそう振り返る。

事は2015年12月、村井氏が創業した情報サイト・AppBankが上場した2カ月後に発覚した横領事件に始まる。実際の犯人は別の役員で村井氏は無実だったが、それが公表されてからも攻撃的なコメントは続いた。

「僕のアンチの人たちは『むらいは真っ黒』『タックスむばらい』なんて好き勝手にたたいてくる。殺害予告もあった。たたく側は、テレビの前で野次を飛ばすようなカジュアルな感覚なのかもしれない。だがネットでは、言葉の威力が1000倍になる」(村井氏)

SNS上での誹謗中傷が問題視されているが、ユーチューブでも被害は後を絶たない。総務省が7月に公表したユーチューブの親会社・米グーグルへの聞き取りによると、19年下半期に嫌がらせやネットいじめ、ヘイトスピーチに該当するとして一般の利用者から削除を依頼され、同社が受理したコンテンツは477件あった(全世界、ユーチューブ以外のグーグルのサービス含む)。

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