20億人を引きつける理由はどこにあるのか。ユーチューブ本社のナンバー2でコンテンツ関連を担当する最高ビジネス責任者のロバート・キンセル氏に話を聞いた。
──ユーチューブがここまで成長した理由は何でしょうか。
ユーチューブという名前の由来は、世界中で「あなた(You)」が「ブラウン管(Tube)」に何でも投稿できる、開かれた場だということ。これまでに類を見ない量のコンテンツがあれば、視聴者を引きつける。放送枠が限られ、少ないコンテンツでできるだけ多くの人に訴求しなければならないテレビ局とは真逆のモデルだ。投稿者と視聴者が増えれば、広告主も集まってくる。
──クリエーター(ユーチューバー)の拡大戦略をどのように実行してきたのですか。
重要なのはクリエーターの収入で、広告が大きい。日本の広告ビジネスは目覚ましい実績を上げており、クリエーターの裾野を広げた。収益の多様化にも注力する。「スーパーチャット」などを使えば、彼らのブランド力で収入を増やせる。コロナ禍でとくに加速した。
もう1つがクリエーターの名を売り込むキャンペーンだ。アイコン的存在が生まれれば、若い人たちが自分も始めてみようとする。加えて、大小さまざまなメディア企業やレコード会社、芸能事務所との提携で規模を広げている。日本でもUUUM(ウーム)やジャニーズ事務所などが顕著な例だ。
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