スーパードライの「体験価値」を高める
――いよいよ10月の酒税一本化を迎えました。「スーパードライ」をリニューアルし、新たなブランド「ビタリスト」や「アサヒゴールド」も相次いで発売しました。ただ、新たなブランドは苦戦しており、「スーパードライ一本足」からは脱却できていないように見えます。
われわれがスーパードライを非常に大切に考えているというのは事実だ。(新ブランドの苦戦は)スーパードライとのカニバリゼーション(共食い)や、スーパードライの展開に影響がありそうな商品の拡大を、どこかで躊躇する気持ちが多くの社員の間にあるのではないか。
去年は「ビタリスト」を、今年は「アサヒゴールド」を出したが、スーパードライ中心という意識がまだ払拭できてない部分があるのかもしれない。ビール市場が盛り上がり、他社が出すさまざまな新商品の中で、(新ブランドが)埋没しているという事実も否めない。
ただ、いわゆる新ジャンルからビールに移るお客様はバラエティシーカーであり、さまざまなブランドを試している。従来からのビールのヘビーユーザーも、新しいビールが出るとそれを試していて、スーパードライだけでは拾いきれない、あるいは囲い込みきれない部分がある。
そうしたお客様に価値を提供し、楽しんでいただくためには、味わいの違う他の商品・ブランドも必要だ。この気持ちは変わらないので、これからも新商品や、それぞれのブランドのエクステンションも含めて、新たな味わい、新たな価値の提供を続けていきたい。
――酒税改正を前に、競合もビールの新商品やリニューアルに注力しています。今後のスーパードライは何を価値にしていくのでしょうか。
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