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なぜアサヒはサイバー被害から「最高益」を狙えるのか…強気シナリオの裏にある株主還元の代償と迫る宿敵キリンの足音

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アサヒGHDの勝木敦志社長
5カ月遅れで2025年12月期の決算内容を説明するアサヒGHDの勝木敦志社長(撮影:梅谷秀司)

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本来であれば、2月中旬に行われるはずだった25年12月期の通期決算説明会は、5カ月遅れでようやく開かれた。

7月8日、アサヒグループホールディングス(以下、アサヒGHD)は2025年12月期決算(国際会計基準)を発表した。25年9月に発生したサイバー攻撃によるシステム障害の影響により、この時期までずれ込んだのだ。

「26年は相当ひどいことになると思っていた。お客様に戻ってきていただけないのではないかと非常に不安だったが、その不安を大きく上回る回復で、社員や流通の方々、お客様に感謝したい」。決算説明会で勝木敦志社長CEOはそう強調した。

自信に満ちた勝木社長の表情は、25年11月に開いたサイバー攻撃被害からの復旧状況を説明した記者会見の時と明らかに異なっていた。

総額400億円弱の経済的ダメージ

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