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トランプ政治は「最後のあがき」か、「左」へ旋回する米国社会 Part4 分断社会の行方

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白人キリスト教保守派が主要な支持基盤の共和党は、今のままでは先細りするしかない。

黒人暴行死事件への抗議デモの参加者には、黒人以外の若者の姿も目立った(AP/アフロ)

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週刊東洋経済 2020年9/19号
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今年は筆者が日本の大学を卒業し、米国の大学院に留学したときからちょうど30周年に当たる。この間に米国社会はどう変化し、どこへ向かっているのか。

まず第1に、人口構成が変わった。1990年に約2億5000万人だった総人口は、現在、推定約3億3000万人。30年前に約76%だった白人の割合は2018年には約60%にまで減少した。逆にヒスパニック(中南米)系は約9%から約18%へと倍増。黒人(13%)を凌駕し、最大のマイノリティー集団となった。

このままいくと40年に総人口は4億人を超え、45年までに白人の割合は半数を割ると予測されている。黒人の割合はほぼ変わらない一方、ヒスパニック系は約25%にまで増加する。

第2に、女性の社会進出や性の多様化がある。欧州の先進国などに比べると依然見劣りはするものの、例えば、連邦議会に占める女性議員の割合は90年の約6%から、18年には約24%にまで増加している。連邦最高裁判所は15年に同性婚を事実上合法化。今年6月にはLGBT(性的少数者)への雇用差別を公民権違反と判断した。性的被害を告発する「#MeToo」運動の広がりは記憶に新しい。

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