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グローバルレベルに挑む 女子大|強みを発揮し高い就職率を実現

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女性の社会参加が進む中、世界に通用するキャリアを後押し。

昭和女子大学|米大がキャンパス内に

  • 学生数…5895人
  • 所在地…東京都世田谷区
  • 就職率…97.3%
    (注)学生数は2019年5月時点、短大・大学院は含まない。就職率は19年卒の実就職率で、就職者数÷(卒業〈修了〉者数ー大学院進学者数)×100で算出。所在地は主なキャンパス (出所)大学通信

米国の大学をキャンパス内に誘致し、ダブルディグリー・プログラムを始める──。国内で初となる日米大共同キャンパスを実現したのが、昭和女子大学だ。2019年9月に米ペンシルベニア州立の総合大学、テンプル大学の日本校(TUJ)が昭和女子大のキャンパス内に移転。移転前は複数のビルなどに分散していたTUJだが、今は東急田園都市線三軒茶屋駅近くに総床面積8700平方メートルの6階建て校舎を持つ。昭和女子大が敷地内にTUJのキャンパスを建てる形で実現した。

テンプル大の世界ランキングは301〜350位

同時に国際学部を対象に昭和女子大で3年、TUJで2年の計5年学び、「日本にいながら米大の学位も取れる『ダブルディグリー・プログラム』を始めた。日本のTUJで学ぶことで留学費用を抑えられ、しかも現地と同じ水準の教育が受けられるという『親孝行留学プログラム』」と坂東眞理子理事長・総長は話す。

昭和女子大は13年にグローバルビジネス学部を、17年に国際学部を開設するなど、国際化を一気に進めてきた。「グローバル化が進んでいるにもかかわらず、世界で活躍できる男性は少ない。だからこそ、女子大がグローバルな教育を手がけ、女性が海外で活躍できるようなキャリア形成を後押しすることに意義がある」(同)。キャリアを意識した教育や支援体制に力を入れることで、就職率は97.3%と卒業生1000人以上の女子大で9年連続1位だ。

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