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「第一志望の学生に来てほしい、AO増やし“やる気"を問う」 インタビュー/東北大学 総長 大野英男

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おおの・ひでお 1954年生まれ。東大工学部電子工学科卒業、同大大学院工学系研究科博士課程修了。94年から東北大工学部教授。同大スピントロニクス学術連携研究教育センター長などを経て、18年から現職。専門は半導体物理、半導体工学、スピントロニクス。

──英THEの世界大学ランキングで、国内首位になりました。

教職員、学生諸君とも、うれしく受け止めている。分野別に見ると、研究者の評判調査や企業人事の評価から算出される「教育成果」が100のうち96.6スコアと高評価だった。

113年の歴史の中でずっと「研究第一主義」を掲げてきた。とくに材料科学、スピントロニクス、災害科学、未来型医療の4分野は、世界に通用するレベルといえる。現在は、新型コロナウイルスの影響で学内での実験が制限された状態にあるが、コロナ後を見据えて何とか発展させたい。

企業人事からの評価が高いのは、大学でやりたいことが明確なやる気のある学生が入学し、在学中さらに能力を伸ばせているからだろう。本学の理系学生は8〜9割が修士まで進学し、専門性を身に付けて卒業していく。ただ、専門だけで生きていけるほど世間は甘くない。エンジニアでも「社会と共にある」という視点を忘れないよう教育している。

──どのように「やる気」のある学生を集めていますか。

高校の進路指導の先生とよく対話している。入学試験の狙い、大学がやりたいことなどを丁寧に説明する。

近年とくに力を入れているのがAO入試だ。「東北大が第一志望の人に受けてほしい」と説明し、理解してもらっている。結果、20年度は全募集人員のうち26%に当たる626人がAO入試だ。来年度は3割を目指す。AOでは、学力試験と同時に、面接でやる気を問う。入学前の段階で「材料科学をやりたい」「あの先生のもとで宇宙を学びたい」など、入学後の目的が見えている人にぜひ来てほしい。AOで入ってきてくれた学生は、GPA(成績平均値)で上位に来ていることがわかっている。出身高校には、学生の大学卒業後も「○○さんが総長賞を取って卒業した」と報告するなど、フィードバックも欠かさない。

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