国内連合で外資に対抗
予定どおり進める出店計画
本誌 主婦の店ダイエーはレインボー作戦として、一昨年来、東京進出を開始していますが、それはいまどの程度進んでいるのですか。
中内 うちは、すでに関西で強力な地盤ができていますが、やはりナショナル・チェーンとなるためには、首都圏に進出する必要があります。また、繊維関係では関西が地盤ですが、食料品などについても、うちが大きな発言権を持つためには、どうしても首都圏へ出てこないことにはダメです。
そこで、昨年は原町田、赤羽と大型店を2つつくりましたが、今後もレインボー型に出店していく計画です。
本誌 今年の出店計画としては、だいたい何店ぐらいを考えているわけですか。
中内 全国で約250億円をかけて33店考えています。昨年の3倍と大きく増えますが、そのうち小さいのが13店、20店は標準店舗(大型店)です。すでに決まっている八王子、立川など8店ぐらいが東京になるでしょう。土地の買収がありますので、どことはいえませんが、20店の大型店では、食料品より耐久消費財、もしくは雑貨、衣料品を主体にしますが、一方、食料品や日用品を中心にしたスーパー・マーケットという小さい店を、その周囲に衛星的につくるということを考えています。これは現在、東京ではまだ実行には移しておりませんが、京阪神では芦屋を皮切りに、スーパー・マーケットを13店つくるということを考えているわけです。東京での小売店というのは、来年以降の問題になりますね。
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