消費者は無数の「誰が買った」商品を見て生活している。たとえば、あなたが電車に乗ったときに乗客が身につけているモノは、誰かが買ったモノだ。これを販売側から考えてみよう。商品は購入されただけで終わらない。買われた瞬間から世の中に、その商品そのものが「広告」としてデビューしていると考えることもできる。それを買っていない無数の人たちにアピールするのだと。
「写真を撮りたくなる商品」が売れる?
これまで商品のトレンドは、必需品→嗜好品→シェア品へと移行してきた。個人の嗜好を楽しむだけではない。現代に売れる商品とは、すなわち「写真を撮って、みんなとシェアしたくなる商品」すなわち「写真を撮りたくなる商品」となった。その、”写真・ネット・消費”の三つをつなげたら、当然ながらスマホを使った写真分析サービスになるというわけだ。
たとえば、お金持ちの自宅に行って、記念撮影したとしよう。あなたのスマホには「この部屋に映った家具は合計いくら」と表示されたらどうだろうか。まだそれだったら笑えるかもしれない。ただ「Aさんの服装は合計いくら」「Bさんの服装は合計いくら」と表示されたら?なんだか貧富差が可視化されそうで私は笑えない。
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