偏差値35から東大を受験した僕は世界史が大嫌いでした。まず教科書がつまらない。エジプトの王朝がどうだったとかすごく細かいし、文体は硬いし、全部暗記しなくちゃいけない。でも克服しないと合格できないので、2浪しているとき東大生や世界史の得意な人に学習法を聞いたんです。
そこで覚えた教科書の読み方を実践したら、勉強が一気に楽しくなって、気づくと世界史がいちばん点数の取れる科目になっていました。東大の2次試験では8割を得点できました。
その読み方とは「教科書の各章のリード文を最初に読んで流れをつかむ」という方法です。
リード文を読まずにいきなり細かい事象から入ってしまう人が多いのですが、まずは、「どういう時代だったのか」「どうしてこのような出来事が起こったのか」という時代の大きな流れを把握します。
例えば、山川出版社の教科書『詳説 世界史B』の「第1章 オリエントと地中海世界」の冒頭のリード文を読めば、「ローマ文明はギリシア文明の影響を大きく受けていて、その後のヨーロッパの思想に多大な影響を与えた」ということがわかります。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
東洋経済ID 会員特典
東洋経済IDにご登録いただくと、無料会員限定記事を閲覧できるほか、記事のブックマークや著者フォロー機能、キャンペーン応募などの会員限定機能や特典をご利用いただけます。
東洋経済IDについての詳細はこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら