新規上場のgumi、「目標はエンタメ世界一」

國光宏尚社長に戦略を聞く(上)

國光宏尚(くにみつ ひろなお)● 私立岡山高校を卒業後、単身、中国へ渡り、上海の復旦大学に入学。その後、中国・チベットなどのアジア諸国・北米・中南米など約30カ国を渡り歩き、2000年にカリフォルニアのサンタモニカカレッジに入学 2004年5月、㈱アットムービー入社、同年取締役就任。映画やドラマのプロデュースを手掛ける一方で、様々なインターネット関係の新規事業を立ち上げ 2007年6月、モバイルを中心としたインターネットコンテンツを提供する株式会社gumiを創業し、代表取締役に就任(現任)(撮影:今井康一)

2014年12月18日、東証1部市場に新規株式公開したgumi。2013年7月から展開するスマートフォン向けロールプレイイングゲーム(RPG)「ブレイブフロンティア」は67カ国で配信し、ダウンロード数は海外1700万、国内400万のヒット作となっている。今15年4月期は売上高が前期比221.2%増の309億円、営業利益は13億円(前期は1億円の赤字)を見込んでおり、急成長している。同社が描く上場後の戦略について、國光宏尚社長に聞いた。

最終的なゴールは世界一のエンタメ企業

――公開価格は3300円だったが、現在は株価が3000円を割り込んで低迷している。

基本的な考え方として、短期的に株価を見てビジネスをやるつもりはない。常々、言ってきたことは、gumiは日本発で世界一の会社にするということ。今の目標はモバイルゲームで世界一になることであり、その次にすべてのゲーム産業で世界一になりたい。さらに先には、すべてのエンタテインメント業界の中で世界一になるというのが大きな目標だ。

今は時価総額15兆円のウォルト・ディズニー・カンパニーは、はるか遠くにいるし、ゲーム産業で1位の米エレクトロニック・アーツや、アクティビジョン、任天堂に追いついていない。モバイルゲーム産業でもより上位の企業がいる。それでも最終的なゴールは、情報革命の時代を代表する世界一のエンタメ企業になることだ。これを目指してがんばっていく中で、株主にもわかっていただければと思う。

  ――上場前から資金調達ができていたのに、株式上場した理由は。経営の自由度が損なわれるリスクはないですか。

07年の会社設立以来、言ってきたことは、僕らが納得した時に上場したい、ということ。資金調達や環境で決めない。上場のチャンスも過去に何度かあり、グリーさんのプラットフォーム上で配信するブラウザゲームで売り上げや利益を出していたときにも狙えた。

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