有料会員限定

LINE 出澤剛CEO「スマホの次も見据えている」 2トップインタビュー拡大版

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5
拡大
縮小

4月から代表取締役は2人体制に。日韓タッグで次のステージに挑む。

いでざわ・たけし 1973年生まれ。1996年早稲田大学政治経済学部卒業後、朝日生命保険入社。2002年にオン・ザ・エッヂ入社、2007年ライブドア(現NHNテコラス)社長に就任し経営再建に従事。2015年4月から現職。(撮影:今井康一)

特集「LINEの岐路」の他の記事を読む

(注)本記事は週刊東洋経済8月3日号「LINEの岐路」掲載インタビュー(95ページ)に大幅加筆した拡大版です。

 

──「第2の創業」という言葉を強調しています。

メッセンジャーサービスを入り口としたポータル(玄関)な存在になりたいということは、2014年から言ってきた。基本路線は当時と変わらないが、今は「金融」と「オフライン」という新たなビジネスチャンスが生まれている。攻めるべき領域がここに来て一気に広がっていることが、第2の創業という文言を対外的に打ち出している理由の1つだ。

もう1つは、社内に向けたメッセージが大きい。LINEアプリが誕生してから8年が経ち事業が多角化している中で、新しいリーダーを育てていったり、外から取り込んでいったりする必要が生まれている。そこで今年度から、グループに貢献した役職員に対し、3年間合計で約10.8%相当のストックオプションまたはその他の株式報酬を発行することにした(注:取締役に対しても通常の報酬とは別に、80億円を上限とするストックオプション付与の枠を新たに設定)。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内