有料会員限定

五輪後の2022年がX年 タワマン修繕クライシス 積立金と現場作業員のW不足

印刷
A
A
一見華やかなタワーマンションだが、4件に3件が修繕積立金不足という深刻な事態?

特集「マンション絶望未来」の他の記事を読む

タワーマンションの大規模修繕ラッシュが、目の前に迫っている。

不動産経済研究所の集計によれば、1990年代まで首都圏における20階建て(60メートル)以上のタワーマンション(以下、タワマン)の竣工棟数は、年間に多くとも10棟前後だった。それが2000年になると一気に31棟まで増え、03年からはさらに急増。以後、年間50棟以上のタワマンが建ち続けた。タワマンの大規模修繕工事の周期は14~15年といわれる。このため、今まさに大規模修繕の“適齢期”を迎えたタワマンが大量に発生しているのだ。

新旧、大小入り乱れ大規模修繕工事が集中

実際、タワマンの竣工年を15年後ろにずらしてみると、18年から急激に棟数が増えてくるのがわかる。目先のピークは22年だ。それを過ぎても24~25年まで高水準が続く。

タワマンの大規模修繕にかかる工期の目安は、1フロアにつき1カ月ほどだという。現在、日本で最も高いマンションは、東京・西新宿の「ザ・パークハウス西新宿タワー60」の60階建て。これを単純計算すると工期は60カ月、実に5年にも及ぶことになる。6カ月程度といわれる中低層マンションの工期と比べると、実に10倍に相当する長さだ。もっとも複数階を同時に施工したり工程を工夫したりすることで、工期は大幅に短縮できるという。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
「研究職600人雇い止め」理化学研究所に走る衝撃
「研究職600人雇い止め」理化学研究所に走る衝撃
日野自動車「データ改ざん」による重すぎる代償
日野自動車「データ改ざん」による重すぎる代償
工場が消える!脱炭素が迫る最後の選択
工場が消える!脱炭素が迫る最後の選択
マンションで急増「宅配ロッカー」が突く新課題
マンションで急増「宅配ロッカー」が突く新課題
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
マンション絶望未来
高経年化=老朽化とは限らない
現場が見えていない!?
3Dの建設設計図で「見える化」
当事者たちが語る
業者にカモられないための
悪質コンサルの厚顔無恥
積立金と現場作業員のW不足
有識者に聞く老朽化への処方箋 マンションを延命するには?
»»PART2 資産価値が急落! 老朽化の恐怖
業界震撼!
新築市場4つの爆弾(4)金利上昇
新築市場4つの爆弾(3)選手村跡地マンション
不動産の達人に聞く マンション市場
不動産コンサルタント 沖有人/「マンションマニア」管理人 星直人
新築市場4つの爆弾(2)羽田新飛行ルート
新築市場4つの爆弾(1)免震・制振偽装
»»PART1 新築市場の急減速
新築の急減速&超老朽化のダブル危機
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内