安定の代名詞だったメガバンクは人気が急落。スーパーも「人が来ない」。一方、王道の航空業界も悩みを抱えている。
就職活動においては業界ごとの人気・不人気が鮮明であり、その変化も激しい。
人気業界の代表格であるメガバンクは、2019年卒の就活人気ランキングで上位に名を連ねた。だが、20年卒のインターンシップ人気企業ランキングでは軒並み順位を大きく落としたのだ。
銀行人気低下の原因の一つは、17年秋にみずほフィナンシャルグループが発表した、約1.9万人の人員削減計画による銀行員のイメージダウンだろう。26年度までに全従業員の4分の1に相当する人員を削減するという計画は、「銀行員になっても、安泰とは限らない」と受け止められたようだ。
3メガのうち、三菱UFJと三井住友は銀行単体で採用を行っているのに対し、みずほは証券や信託銀行なども含めたグループ全体で採用を行っている。
みずほの小嶋修司常務(人事グループ長)は今年5月の本誌の取材で、人気ランキングの低下への危機感をあらわにしていた。「人員のスリム化を図る中で、どういう人を採用していくのか。これまでとは違った採用戦略が必要になる」と話している。
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