「ありがとうございます、職員のおやつなんです!」。札幌市内の保育園の玄関でエプロン姿の女性が、どらやき25個が入った袋を笑顔で受け取る。袋を渡しているのはセブン‐イレブンの制服を着た女性だ。
セブンは2017年10月から、北海道の一部店舗で「ネットコンビニ」と呼ぶ新たなネット通販(EC)サービスを始めた。セブンが取りそろえている2800商品(カウンターのおでんなどは除く)の中から客がスマートフォンで注文し、在庫があれば最短2時間で配送するというサービスだ。
冒頭の保育園は最寄りのセブンから数百メートルしか離れていないが、保育園の職員は「仕事を抜け出して買い物に行くのは難しいので、このサービスは便利」と話す。
注文の流れは次のようになっている。利用者はまずスマホでネットコンビニのサイトにアクセスし、配達を希望する場所の郵便番号を入力する。すると注文可能なセブンの店舗がいくつか表示され、希望する商品を注文する。日用品のみならず、おにぎりやサンドイッチといったデイリー商品も注文可能になっている。
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