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命と健康を脅かす過剰検査・検診の闇 聖域1 ニッポン過剰医療の温床

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日本の医療機関には高額な医療機器が多い(写真はイメージ)

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「通常の腹痛だったらCT(コンピュータ断層撮影)検査より、超音波検査(エコー)のほうがお勧めだと院内臨床検討会で言い続けたことで、他科の医師も理解してくれた」。藤沢市民病院(神奈川県)放射線診断科の藤井佳美医師は、同院で検査方針が転換したいきさつをそう話す。

腹痛を訴える患者の検査の第1選択肢として腹部エコーを利用するようになったのは、2014年のことだ。それまで主に用いていた腹部CTは「被曝リスクもあり、特に子どもに行うのは避けたかった」(藤井医師)。結果、腹部CT検査の件数は前年から半減した。

小児の頭部外傷のCT検査については、10年から英国式の厳格な使用基準に切り替えて約3分の1に減らしたが問題は生じなかった。「学会でそう発表したら驚かれた。CT検査を減らす取り組みはまだ限定的のようだ」(藤井医師)。

米国で始まった、ムダな医療を指摘するチュージングワイズリーのキャンペーンに呼応し、日本でも総合診療指導医コンソーシアムが日本におけるムダな医療の「五つのリスト」を公表した。

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