物件の価値を高めるリノベ。まずはトレンドを押さえよう。
不動産投資の最大のリスクはやはり空室だ。アパートやマンションが乱立する中で空室を防ぎ、埋めることは容易ではない。“新築信仰”の根強い日本で勝ち続けるためにも、ここ最近、投資家の注目を集めているリノベーション業界のトレンドを押さえておきたい。
投資用物件で空室が出たとき、大抵のオーナーは原状回復のために小規模な改装を行う。内壁や天井の白い壁紙を張り直し、フローリングを張り替えるのが一般的だ。そのため、住宅情報サイトに掲載される物件のほとんどが似たような内装になる。差別化しようにも立地は買った後に変えられず、家賃も下げたくない。
そんな悩める投資家に、デザイン性が高く個性的なリノベを提案しているのが、金沢地盤のクラスコグループだ。
同社のサービス「リノッタ」のデザインは250種類超。たとえば、3月に提供を開始した「HAWAII LIFE」は、その名のとおりハワイの住宅をコンセプトにしたリノベだ。
半年空室の苦戦物件がリノベ完了前に成約
築45年と古く、半年以上も空室だった物件の壁一面にハワイアンブルーの海をイメージした柄物の壁紙を、天井・床にはヴィンテージ風の木材の画像を印刷したシートを張った。すると、リノベの完了を待たずして、すぐに借り主が決まったという。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら