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市場は無限大「ドローンベンチャー」 プロドローン、ブルーイノベーション…

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河野社長は「2人の天才肌の技術者を得たことが大きい」と話す(撮影:今井康一)

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空のビジネスを大衆化する

三菱商事、キヤノンマーケティングジャパン、KDDIなど名だたる企業と次々に事業提携を締結するドローンメーカーがある。

愛知県名古屋市に本社を置くプロドローンは、産業用ドローンのコンサルティングから、研究・開発・製造、メンテナンスまで幅広く受託する。顧客がドローン業界に参入するときワンストップで対応する、「産業用ドローンのシステムメーカー」を自称する。

競合との最大の違いは、技術力に立脚した大型の機体だ。最大の製品はモーター軸間距離が1450mmという大きさで、重心を安定制御する。積載重量は最大30kg。現在は測量、農薬散布、社会インフラの点検などの分野で、提携企業との共同開発や機体提供などを行っている。

ハードとソフトの組み合わせで動くドローンは、よい機体を作らなければソフトが優秀かどうか評価できない。先行する米国ではソフトを作れても機体を作るのが苦手だ。ある米国のメーカーは「機体を甘く見ていた」と、教えを請いに来たという。

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