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インターネット黎明期の1990年代から数々の起業に携わってきた孫泰蔵氏。そんな彼が今、力を入れる起業支援プロジェクトが「ミスルトウ」だ。“宿り木”を意味する名の同社は、独特の支援を通じて、何をしようとしているのか。孫氏に話を聞いた。
──ミスルトウの活動は一般的なベンチャーキャピタル(VC)とどんな点が違うのでしょうか。
VCは人のおカネを預かって運用しているという性質上、どうしてもきちんとリターンが見込める企業にしか投資できない。その点、ミスルトウは僕個人がおカネを出して運営しているので、もっと手前の、海のものとも山のものともつかない技術やアイデアの段階から一緒になって研究開発を行うことができる。
加えて、単に各企業を支援するだけではなく、それぞれの強みや技術をテーマごとにつないで、より大きなインパクトを作っていく。僕たちはそれを「オーケストレーション」と呼んでいる。一人ひとり、すばらしい楽器の演奏家を束ねてハーモニーに仕上げる、交響楽団の指揮者だ。
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