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大統領不在で増す不透明感 韓国

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スキャンダルに対する韓国国民の怒りは予想以上のものだった(ソウル)(ロイター/アフロ)

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こんなはずではなかったのに──。韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は今、こう思っているに違いない。朴大統領の友人で実業家の崔順実(チェ・スンシル)氏による不正な国政介入や収賄に関するスキャンダルが2016年秋に勃発、18年2月までの任期を全うできなくなるとは、予想すらしなかっただろう。

揚げ句、12月8日には国会で野党から弾劾訴追案を出された。しかも翌9日の採決は、自身と関係が近い与党セヌリ党の主流派からも弾劾賛成票が投じられ、可決。憲法の規定上、朴大統領は職務停止に陥り、韓国国政は首相である黄教安(ファン・ギョアン)氏が職務を代行することになった。

韓国は17年に入ってからも、政治的な不透明感を払拭できずに時間が流れそうだ。理由の一つは、憲法裁判所の判断の時期によって朴大統領がいつ罷免されるのか、あるいは罷免を待たずして自ら辞めるのかがまだはっきりしていないためだ。

弾劾訴追案の可決により、その弾劾理由が妥当かどうかを憲法裁判所が審理することになった。同裁判所は180日以内に結論を出し、もし妥当との判断が下されれば朴大統領は罷免される。

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