07年のiPhone発売によって一気に普及したスマートフォンは、今や世界で25億人が保有するといわれ、日常に欠かせない存在となった。一方で出荷台数の伸び率は落ち始めており、スマホ時代の王者であるアップルの16年9月期決算はiPhoneの失速によって、15期ぶりの減収減益となった。国内大手のベンチャーキャピタル、グローバルブレインの百合本安彦社長は、「スマホ関連のサービスはどれも似たようなものになってきた。今は新しい技術にチャレンジするベンチャー企業に注目している」と語る。
これから注目されるのがVR(仮想現実)、音声認識といった機能を備える端末だ。世界で6億DLを記録したゲームアプリ『ポケモンGO』で話題となったAR(拡張現実)を含め、VR・ARの市場は25年に10兆円規模になると予測されている(米ゴールドマン・サックス調べ)。
音声認識端末であるアマゾンの「アマゾン・エコー」は、20年までの4年間で1億台超の出荷が見込まれている。16年11月にはグーグルも「グーグル・ホーム」を発売した。IT企業は音声認識端末を通じ、「家の空間にログインさせることを狙っている」(スクラムベンチャーズの宮田拓弥ゼネラルパートナー)。
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