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新築ワンルーム投資の勧誘はなぜ減らない 手元資金少ない手軽さがウリだが、儲からない

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イラスト:熊野友紀子

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「投資用マンションにご関心はありませんか」──

一棟丸ごとへの投資に比べると少ない手元資金で始められる、区分マンション投資。中でも新築ワンルームの区分投資は、不動産業者のセミナーやこうした勧誘電話を通じて知った不動産業者を通じて行うケースが多い。

彼らが勧誘する物件には、新築で20平方メートル前後のワンルームに加え1Kタイプの部屋がある。だが、こうした物件は儲かるとはいいがたい。

記者は編集部にかかってきた勧誘電話にあえて応答して、営業員から話を聞いてみた。

訪ねてきたのは二人組の若い男性だった。初回面談は一般的なマンション投資のメリットについての説明だった。彼らが強調したのは「将来の年金代わりになる」「生命保険の代わりになる」「節税できる」の3点だった。

そしてこう締めくくった。「この投資は『選ばれた人』にしかできません。上場企業やそれに準ずる大手企業に勤続5年以上、年収500万円以上の人です。われわれも適当にお声がけしているわけではないのです!」。

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