各国の与党勢力は親EU(欧州連合)が多いが、反EUで極右・極左の民族主義政党が勢いを増しているのは英国だけでない。今年5月のオーストリア大統領選挙では極右候補が僅差で敗れたものの躍進、オランダでもEU離脱を決める国民投票の実施を求める署名が5万人分以上集まった。今年、残る総選挙はリトアニア、ルーマニアなど小国だが、2017年にはEUの中軸であるドイツ、フランスの総選挙が予定される。今後のEUのあり方の試金石となることは間違いない。
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