生涯未婚が増える時代。家族の形や夫婦の働き方もさまざまだ。そこで、現役で働く35歳男性を陥りがちなライフスタイルで分類し、年収、イベントごとに現役から退職後までの生涯収支を比べ、堅実なマネープランを提示しよう。
非正規男性・生涯独身
経費の抑制が肝心 働く期間はなるべく長く
まず、生涯独身で非正規雇用のAさんのケース。貯蓄は100万円、手取り年収は250万円、生活費は年120万円、住居費は年80万円で、現時点での年間収支は50万円の黒字になっている。
生涯独身の場合、結婚費用、子供の教育費、住宅購入費用などのイベント費用が少なく、年によって収支が大きく変動することも少ない。年間の生活費や住居費をうまくコントロールできれば、大きな家計破綻のリスクは実は低いだろう。
ただし、自分の病気や老後、親の介護などで十分な収入が得られない期間は貯蓄を取り崩すことになる。介護や生活の補助をしてくれる家族がいない場合は、おカネを支払って業者にサービスを頼むことになるだろう。日頃から十分な貯蓄をし、万が一に備えておきたい。
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