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トヨタと豊田章男の課題 伝説の技術者が語る

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はやし・なんぱち●1943年生まれ。66年トヨタ自動車工業入社。生産調査部長などを経て2001年技監。09〜11年取締役。11年に再び技監に復帰。

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豊田章男社長がトヨタ自動車に入社して2年目。元町工場で鍛えられたのが、林南八氏だ。林氏はトヨタの技術者として最高位の技監を経て、現在顧問を務める。トヨタ生産方式の生みの親である大野耐一・元副社長から直接薫陶を受けた最後の世代だ。長く豊田社長と付き合ってきた林氏が、社長とトヨタの課題を語り尽くす。

私が(製造)課長のときかな。部長に呼び出されたら、章男さんがおって「今度、君の課を担当していただくことになった。現場をご案内しろ」と言われた。

なんで新入社員を“ご案内”しなきゃいかんのか、とムカーッとしてね。「おまえは入社2年目だろ。目いっぱい怒られたことはあるか」と聞いたら「ありません」と言う。「そんな不幸なことはない。俺が幸せにしてやる」「よろしくお願いします」。それが豊田社長との出会いだ。

あるとき、何らかのミスで部品が足りなくなる事件が起きた。夜8時過ぎに章男さんが来て「どうしましょう」と聞いてきたので、「こういうときに何とかするのが工務部の仕事だ。知るか」と追い返した。

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