有料会員限定

調剤薬局の憂鬱 「儲けすぎ」は本当なのか

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 最新
拡大
縮小
院外薬局では、利用者は服薬指導などに対する費用を負担している(撮影:今 祥雄)

特集「クスリ最前線」の他の記事を読む

「薬局ではお薬手帳を断ろう! 支払いが20円安くなるぞ」。2014年、SNSのツイッターでこんな情報が出回った。同年4月に調剤報酬が改定され、お薬手帳に記入をしない場合は薬局の報酬が減算されるようになったことを受けての利用者(患者)の反応だ。

本来、薬剤師が薬の服用歴や副作用の影響をチェックするためのお薬手帳。にもかかわらず「お薬手帳を断ろう」という情報が拡散した背景には、薬局のサービスに対し、利用者が代金を支払う意義を実感できていないことがある。つまり、薬剤師の服薬指導に20円を支払う価値を見いだせていないということだ。

15年3月、こうした薬局のメリットとコストをめぐる問題が、政府の規制改革会議の俎上に載せられた。「薬局に調剤報酬がこれほどついているのに、利用者に実感がないのは問題がある。そもそもこれまで医薬分業の政策効果について、きちんと議論されたことがなかった」(規制改革会議委員で日本総合研究所副理事長の翁百合氏)。

関連記事
トピックボードAD
トレンドライブラリーAD
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
東洋経済オンライン有料会員のご案内