仕事の効率を上げる「PCスーツ」の正体

気になるコストパフォーマンスは?

リクルートライフスタイル・ネットビジネス本部の大宮英紀執行役員

ネットビジネス本部のなかで3割を占める女性の見方はどうなのだろうか。20代の鈴木泰子さんは長時間のデスクワークによる「むくみ」が悩みだったという。「夕方頃になると、足がパンパンになって象の足みたいになってしまう。そうした症状が出なくなった」(鈴木さん)。

着用の感想としてはほかにも、「むくみが蓄積して脂肪になっていくので、美容のためにもPCスーツはとても役立っている」「締め付ける感じは全然せず、むしろ膝などをサポートしてくれて動きやすい」などおおむね好評。社員に配布されたのはおのおの1枚なので、替え用に新たに購入した人もいるという。ちなみに、社員は割引価格で購入できるそうだ。

女性の場合は鈴木さんのように、圧力を加えて血行を促進する機能性タイツを試したことがある方も多く、違和感なく受け入れられているように見受けられる。ただしファッションの感覚上、ミニスカートの下にはくと違和感があるので、PCスーツの着用はロングスカートかパンツスタイルのときに限っている女性がほとんどだ。

「PCスーツにはタイツ以外にトップもラインナップしている。トップも併せて使うことでより効果は上がるが、とくに日本人の場合は、慣れるまで『胸が苦しい』という感覚を覚える方が多いので、まずタイツを着てみるのがおすすめ」(デサント・喜岡さん)。

価格はちょっと高め……

ただ、難点ともいえるのが価格の高さだ。トップスが1万2000円、タイツが1万4000円(各税抜き価格)のため、試しに買う、というのは難しい。寿命も決して長くない。いずれのウエアも家庭で洗濯できるが、耐久性には限界がある。毎日洗濯した場合、機能が保証されるのは1年程度だという。

もちろん、ビジネスパーソンがふだん通勤に使っているホンモノのスーツの価格と比較すれば、PCスーツは高いとは言えない。身に付けることで能率が上がり、気持ちよく仕事をできるのであれば、意外にコストパフォーマンスは高いのかもしれない。

(撮影:尾形文繁)

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