自民23減・民主31増、これが最速議席予測だ!

楽勝か、波乱か?評論家・有馬晴海氏が独自試算

対する野党側はどうか。民主党は現時点での公認候補が約134名。295ある小選挙区で約半数の148区は独自候補で埋めたいと候補者探しを急ぐが、支持率が上がらない中、落選議員の擁立にも手こずっている状態だ。

民主党はどうなる?橋下大阪市長の出馬は?

それでも、現有の55議席から1議席でも増えることで、最低を脱し反転攻勢をアピールできると、党幹部に慌てた様子はみえない。松島みどり法務大臣を辞任に追い込んだ蓮舫参議院議員の鞍替えも検討されており、少しでもいい形での選挙戦を望む。

だが、それ以外に大きなアピールの材料もなく、「大義なき選挙」を叫び、自民党批判に終始するつもりにしか思えない。安倍首相が消費税の引き上げを見送れば、アベノミクスが失敗したからと攻撃するしかない。

前回、「橋下新党」への期待から、54議席を獲得した維新の党は、分裂、合併を経て、現在42議席に。約8割が新人で、組織もなく足元はおぼつかない。頼りは党の顔である橋下徹大阪市長だが、大阪都構想などこれまで打ち上げた政策はあまたあれど、国民に大きくアピールできる実績もなく、現状を維持するのは困難な状況だ。

そこで出てきたのが、橋下氏自身の出馬。これまでセットで行動してきた松井一郎大阪知事とダブル立候補の可能性を模索する。だが、今年初め、出直し市長選まで行ってこだわった都構想を放り出す批判も考えられ、踏み切るかどうか。大きな焦点の一つだ。

他に次世代の党(19名)、みんなの党(8名)、日本共産党(8名)、生活の党(7名)、社民党(2名)と続くが、得票が一定数見込める日本共産党は、低投票率が予想されるだけに、議席が増えることが予想される。

みんなの党は、浅尾慶一郎代表と渡辺喜美前代表の路線の違いで分裂選挙が決定的で、浅尾組は民主党との合流を前提の選挙戦に突入しそうだ。自民党との歩調を合わせていきたい渡辺組は、選挙後に5人規模の新党結党に発展するとも予想される。

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