「年収500万40代男性」が20代を射止めた納得理由 婚活3年目で出会った意外な理想の相手

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しかも花梨さんは料理もできない、洗濯もしたことがない、家事が一切できない。お見合い前、浩一さんには「家事も何にもできない、子どものような女性ですが、それでもいいですか?」と確認しました。すると、「会ってみないとわからないので、とりあえず会ってみます」と。お見合いは無事に終わり、3回目のデートから彼の自宅に行くことになりました。

家に上がるなり、いきなり「ゲームやっていい?」と言う花梨さん。浩一さんが「まず手を洗って、うがいをしてから座ろうね」と教えると、「はーい」と素直に従う。「これからお昼ご飯をつくるから、野菜を洗ってね。ニンジンはピーラーで皮をむくんだよ」と料理を教え、洗濯物の干し方や掃除もすべて教えてあげました。浩一さんは20年ほど1人暮らしをしてきたので家事はお手のものです。

花梨さんは、自宅だと母親に「ああしなさい、こうしなさい」とあれこれ言われるけれども、浩一さんのところなら「食器を洗い終わったらゲームをやってもいいよ」「洗濯物をたたみ終わったらテレビを見てもいいよ」と優しく言ってもらえる。

居心地がいいものだから、すっかり入り浸るように。花梨さんのお父さんは立派な人ですから「いつもお世話になりっぱなしで申し訳ない」と、今度は花梨さんのお屋敷のような自宅に招待。そうして行き来するようになりました。

家事が得意な人より「合う」

花梨さんは時々「人からとやかく言われるのは嫌い!」とへそを曲げることもありますが、「結婚したら奥さんになって、子どもができたらママになるのに、それじゃ困るのでは?」と優しく諭すと言うことを聞くなど、基本的には素直。しかも浩一さんは、年齢が離れているし「子どものようだ」と最初から聞いていたので、「若い子はこんなものだ」と思い込んでいて腹も立たなかったそうです。

それに最初は手がかかりますが、自分が教えたとおりに家事をしてくれる。逆に最初からいろいろできたとしても、何か食い違ったときに「これのどこが悪いのよ!」「私のやり方がいいのよ!」と衝突するよりは、花梨さんのような女性のほうがいいと浩一さんは考えたようです。

実際、これまで浩一さんは年が近い人とのお見合いだと、「言っていることがおかしい、腑に落ちない」と、不平を漏らすことがありました。対等に言い返されて、しかもそれが道理に合わないと気になるタイプのようです。それに、浩一さんの年齢や年収からすると、20代女性と結婚できるなんてめったにないチャンスです。

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