子供の自己肯定感を「下げる親」「上げる親」の違い 東大理三に3男1女を入れた佐藤ママの声かけ
主人によると、実力がほぼ同じなのに、合格する人と何度受けても落ちる人がいたそうです。私が理由を聞くと、主人は「合格する人は、根拠のない自信を持っている」と言っていました。この根拠のない自信こそが自己肯定感かなと思いました。
試験当日、わからない問題があると、誰しもあたふたしますが、「自分ならできる」「自分なら大丈夫」と、何の根拠もないのに思える人から合格していたと言うのです。
自己肯定感が高い人たちは、小学校6年間の成績がよかったようです。主人が「幼いときに勉強ができると、揺るぎない自己肯定感になるんだよな」と言っているのを聞いて、私もそのとおりだと思いました。幼いときに成績がよくて、「自分はできるんだ」と思うと、自己肯定感が高くなるんですよね。
その後、新聞記事で、ある一流企業の入社試験ではかつて「大学の成績表はいらない。小学校の成績表を参考にする」と、小学校の成績表を面接に持参させていたことを知りました。「基礎学力を身につけてきた学生は、入社後にいくらでも伸ばすことができる」からだったようです。その記事を読んで、「やっぱり、小学校の基礎学力は大事なんだなぁ」「子どもが幼いときから、自己肯定感を高める声かけをすることが必要」だと強く感じました。
また、息子たちは「中学受験を経験した子は、伸びる」と言っていました。中高時代には成績が低迷していても、中学受験の勉強で基礎学力をしっかりと身につけていると、その上に中高の勉強を積み上げやすく大学受験には合格できるということです。
私の教師時代の経験、主人の司法試験の話、入社試験の話、息子たちの経験から、子どもの自己肯定感を高めるための親の声かけ、小学校の頃の成績の大切さを感じました。小学生までに得た自己肯定感は生涯続くのではないでしょうか。
私が運動嫌いになった理由
子どもが勉強や運動ができないときに、「何でできないの?」「あなたは苦手なのね」などのネガティブな言葉は、決して言わないでください。そのような声かけをされると、呪いにかかったようになり、自己肯定感を持つことができなくなります。
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