KDDIが11月シャープ製スマートフォンを発売、「出遅れ」は取り戻せるか?

KDDIが11月シャープ製スマートフォンを発売、「出遅れ」は取り戻せるか?

KDDIは11月、米グーグルのアンドロイドOSを搭載したコンシューマ向けのスマートフォンを発売する。従来、スマートフォン戦略で後れをとったと指摘されてきただけに、アイフォーンタイプのスマートフォンでは初となる同機種の投入で巻き返しを図る。

KDDIが10月4日に発表したのは、シャープ製アンドロイド携帯「IS03」。おサイフケータイ(電子決済)機能やワンセグ、Eメールなど、従来型の日本の携帯端末で定番となっている機能を盛り込んだ。シャープの強みとする液晶ディスプレーでも、3.5インチの高精細品を使用。加えて、メインディスプレーが消えている状態でも時間や電池残量がわかるサブディスプレーを組み合わせるなど、細部に至るまで日本メーカー製のスマートフォンならではの機能や工夫を追求した。

端末の生産もシャープの広島工場で行う予定で、田中孝司専務は「(機能から生産まで)メイド・イン・ジャパンにこだわったスマートフォンに仕上がった」と自信を見せる。店頭価格はオープンだが、3万円台後半を想定している。

スマートフォンでは、ソフトバンクがドル箱のアイフォーンを持つほか、NTTドコモも4月に発売したソニー・エリクソンのフラッグシップ(旗艦)モデル、エクスペリアが好調だ。一方、KDDIはコンシューマ向けでは主力となる有力機種を欠き、「スマートフォンで出遅れた」(小野寺正社長)状態が続いていた。

今回の端末は、タッチパネルの操作性もおおむね良好だ。ホーム画面にグーグルの検索窓があり、アイフォーンのようにブラウザを起動させる一手間なしに検索が行える利点もある。今後しばらくはKDDIのスマートフォンの最有力機種となる見込み。スマートフォンがないことでソフトバンクなど他キャリアに流出しがちだった既存ユーザーを引き留める効果は十分ありそうだ。

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