【産業天気図・損害保険】若者の車離れなどで環境厳しく終始「雨」、3メガ体制で海外・生保を競う展開

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 また、事業面で大手各社が活路を見いだそうとしているのが、海外展開だ。特にアジアで大手3グループがしのぎを削っている。欧米保険会社のM&Aで先行した東京海上グループに対して、成長著しいアジア市場では、MSADグループのほうが存在感を増してきている。だが、追い駆けるように、NKSJグループも進出を加速させている。今後は、アジアでの進出競争が成長のカギを握るだろう。

さまざまなジレンマを抱えた3メガ損保は、損保商品だけでなく、生命保険にも注力し始めている。専属代理店には総合保険コンサルティング力を求め、生保商品のクロス販売に取り組んでいる。同時に商品力も強化、東京海上の「超保険」のように損保と生保が一体化した商品も登場している。

損保と生保という垣根はなくなった今、その中で3メガ損保はどういう戦略を打ち出していくのか、生保も含めた新たな再編の火種は残ったままだ。
(木村 秀哉=東洋経済オンライン)

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