ワクチン3回目接種「1日100万人想定」後藤厚労相 2月末「65歳以上高齢者約2500万人」に行き渡るか

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1日100万人程度のペースで接種していく方針は政府にあるのか(写真:FNNプライムオンライン)
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後藤茂之厚生労働相は6日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)に出演し、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種に関し、1日100万回の接種を見込んでいることを明らかにした。
後藤氏は、全国の市町村の97%が2月末までに65歳以上の希望する高齢者への3回目のワクチン接種を終えられると回答していることに言及。まだ接種を受けていない高齢者約2500万人が1カ月間で接種を終えるには、「非常に速いスピードのところでは、1日100万人程度は打たないと、市町村が回答した数字には行きつかない。国と市町村はそういう方針で進んでいる」と説明した。
以下、番組での主なやりとり。

1日100万回接種の目標を政府として立てられないのか

松山俊行(キャスター、フジテレビ政治部長兼解説委員):デンマークと日本を比べると、感染者も死亡者もデンマークのほうが割合は高い。それでもデンマークは規制撤廃に踏み切った。一体何が違うのか。日本では3回目接種が進んでいない。遅れていると言われている3回目接種を進めるためには、菅前政権がやったように1日100万回接種の目標を立ててやったほうがいいのではないかとの意見が強まっている。政府としてできないのか。

FNNプライムオンライン「日曜報道 THE PRIME」(運営:フジテレビ)の提供記事です

後藤茂之氏(厚労相):3回目接種は非常に重要で、政府挙げて(取り組む)と考えている。全国の市町村の97%は希望する高齢者全員への3回目接種を2月中に終えると回答している。2900万人のうちこれまでに約400万人が接種したとすると、残りは約2500万人。2月ひと月で約2500万人にワクチンを打つということは、非常に速いスピードのところで1日100万人程度は接種しないと市町村が回答した数字には行きつかない。

松山キャスター:結果として1日100万人程度のペースで接種していく方針はあるということか。

後藤厚労相:そういう方針で国と市町村は進んでいる。目標としてどう提示するかは考え方によるが、少なくともそういうスピードで行きたい。

松山キャスター:事実上の一日100万(接種)を目指すと。

(写真:FNNプライムオンライン)

後藤厚労相:菅前政権時には、6月から10月までの4カ月間に1日100万回程度接種していた。この時は、1回目と2回目の接種を合わせて100万回だった。3回目接種は期間がもう少し短くなるし、接種時期も(2回目接種の)8カ月後から6カ月後に前倒ししている。(3回目接種に関し)もう少しわかりやすいターゲット(目標)を考えるべきだとの指摘は検討に値する。

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