日本人の寝室「ダニの楽園」になっている衝撃実態 多い場合はふとんから100万匹以上のダニが検出

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新しいふとんと古いふとんで、ダニのアレルゲンの量を調べた報告もあります。その結果、新しいふとんでは、敷きふとん、掛けふとんともにダニアレルゲンはほとんど見られませんでしたが、すぐにダニアレルゲンが増え始め、何と1年後にはアレルギーを起こす閾値(いきち)に達してしまいました。そして使用5年後でピークに達したのです。

5年を過ぎたあとは、ダニアレルゲン量は横ばいになりますが、その理由について、私の推測では、ダニの死骸やフンが増え、さらにカビやバクテリアなどが増殖してくるため、ダニの繁殖に適した環境ではなくなるからだと考えています。

ただし、ふとんの中にはダニ物質が大量に残っているため、ダニの繁殖のペースが落ちたからといって、アレルギーを起こすリスクが減るわけではありません。

とにかく、ふとんは新品で購入しても、1年たてばアレルギーを起こすのに十分な量までダニが増え、5年たつとダニでもっとも汚染された状態になります。ですから、ふとんのダニ対策は、新品で購入した直後から始めないといけません。

なお、さまざまな報告の中には、新品のふとんにもすでに大量のダニがいた例もあるようです。ふとんは信用できる業者から購入し、使用する直後から、寝具のダニ対策を積極的に行う必要があるでしょう。

ふとんの素材はポリエステルか? 綿か?

「ふとんの内部の素材がダニの増殖と関係するか」についてですが、私の調査では、綿ふとんはポリエステルふとんより、1.5倍のダニが見つかりました。

また、羊毛ふとんや羽毛ふとんの調査はしていませんが、自然素材であることを考えると、化繊のふとんより、ダニは多いかもしれません。

いずれにしても、どのような素材のふとんを使おうとも、ふとんの管理をおこたっていれば、ごみは蓄積しダニは増えるのは間違いありません。

また、ふとんのつくられ方や、家庭での使用のしかた、使用年数などによっても差がみられるため、化繊だから大丈夫、綿だからダメと考えるのは早計で、断定的な結論は出さないことにしたいと思います。

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