ブーム一服、株価急落。それでも「餃子の王将」の成長は続く
しかし、それは「餃子の王将」経営自体の終焉を意味しない。ただ単に、今後は着実な出店と個店に権限を委譲した地域密着型オペレーションという、本来の成長スタイルへと回帰するだけだ。
まだ未出店地域は全国にかなり残っている。関東は関西の半分も出店しておらず、東北地方は昨年にやっと進出が始まったばかりだ。加えて、料理師育成に時間がかかることが中華料理チェーンの参入障壁となり、競合も台頭してきていない。競争環境や、出店余地から見ても、「餃子の王将」の優位性は十分に存在する。
ブームは一服するが、地に足のついた成長は続くとの見方は以前から変わっておらず、したがって「東洋経済オンライン」も業績予想を据え置いている。
(西澤 佑介 =東洋経済オンライン)
《東洋経済・最新業績予想》
(百万円) 売 上 営業利益 経常利益 当期利益
連本2010.03 67,287 10,741 10,926 4,927
連本2011.03予 73,000 11,800 12,000 6,300
連本2012.03予 79,000 13,000 13,200 6,800
連中2009.09 32,839 5,438 5,525 2,737
連中2010.09予 36,000 6,000 6,000 3,000
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1株益¥ 1株配¥
連本2010.03 242.5 50
連本2011.03予 313.0 50-70
連本2012.03予 337.9 50-80
連中2009.09 133.4 25
連中2010.09予 149.1 25-30
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