「芸能人の実家直撃」テレビ放送できた時代の裏側 元フジテレビリポーターがYouTubeで番組開始

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YouTubeチャンネル「河田町姉妹」を開設した平野早苗リポーター(左)と小柳美江リポーター(2021年10月撮影)(写真:日刊スポーツ)

YouTubeチャンネル「河田町姉妹のおしゃべりワイドショー」を開設した、元フジテレビの平野早苗リポーター(65)と小柳美江リポーター(66)を取材した。同局の朝のワイドショー「おはようナイスデイ」「とくダネ!」で長らく活躍したおふたりだ。平野さんは女性問題で不祥事を起こした男性芸能人への厳しい質問、小柳さんはインタビューの名手として知られる。

古き良き時代のワイドショーは遠い昔…

「コンプライアンス」や「個人情報」という言葉で、テレビの制作が難しくなって久しい。バラエティー番組以上に厳しくなって、変わらざるを得なくなったのがワイドショー。いや、今やテレビ局の人間が「ワイドショーと呼んでくれるな、情報番組と呼んで」と言うほど、古き良き時代のワイドショーは遠い昔のものになっている。

当記事は『日刊スポーツ』の提供記事です

今や、芸能人の実家の親に直撃取材をかけるのはご法度だが、昔は基本中の基本。緒形直人、仙道敦子の結婚前は、何回も実家に通った。相手をしてくれたのは、直人のおじいさん。つまり直人の父の故緒形拳さんのお父さんだ。名優緒形拳の父親と話していると思うだけで、気持ちが高ぶった。

今年の夏、野々村真が新型コロナウイルスに感染した時に、一番に思い出したのは野々村のお父さんのこと。今の夫人の坂上利恵と熱愛中、ワイドショーとスポーツ紙は、ことあるごとに都内で青果店を営んでいた野々村の実家に通った。お父さんは店先でぬかみそをかき交ぜながら、息子の幸せを願う心情を話してくれた。殺伐としたワイドショーの中でなごませてくれる名物だった。

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