ダイハツ、地域密着で「ココア」を売る狙い 北海道は「雪ミク」がモチーフ、東海は?
コペンでは販売に際し、同社で初めてとなるカフェ形式のメーカー直営拠点「コペンローカルベース」を鎌倉に設置している。車に関する情報発信だけでなく、鎌倉野菜を使用した軽食メニューを充実させることで、「コペンファンだけでなく、地域の方が気軽に立ち寄れる場所にしたい」(堀井専務)。
基本性能プラスアルファをどう提案するか
ブランド発信を行うと同時に自社で直接顧客ニーズの吸い上げを行い、次の製品開発に生かしていくという。カフェ形式の直営拠点は、関西などほかの地域へも展開を広げる考えだ。これらの販売施策も手伝ってか、6月末に発売したコペンは月間販売目標700台に対し、7月末までに4000台、8月も1000台というペースで受注台数を伸ばしている。
もちろん、今後も燃費性能や車内空間の広さ、安全性など、軽自動車の基本的な価値を巡る競争がなくなるわけではない。ただ、基本性能プラスアルファを提案していかなければ、これ以上パイを広げられない段階に来ているともいえる。コペン、ミラココアで始まった「地域限定」の挑戦は、業界に新たな風を吹き込めるか。
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