月商1億円超、軽トラ用アウトドア部品ヒットの訳 設立4年で急成長、ヒントはラーメン屋の駐車場

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荷台に装着されたハードカーゴ キャリア(筆者撮影)

キャリアには、脚立や角材など仕事用の長尺物を積載できるほか、自転車やサーフボード、キャンプ道具などアウトドア用品を積むことも可能だ。キャリアの全長は2860mmだが、前方脚がスライドするため、車種に応じた調整ができるため、スズキの「キャリイ」など、ハイゼットトラック以外の軽トラにも対応する。全高は1230mmだ。

材質は直径38mmのスチール製パイプで、パウダーコート(粉体塗装)を施すことでサビや傷などにも強い。耐荷重は約100kgあり、非常に頑丈で重い荷物の積載も可能。装着は、荷台に穴開け加工が必要だが、電動ドリルと簡単な工具があればユーザーがDIYで行うこともできる。

収納用のハードカーゴ ボックス(筆者撮影)

キャリア内の荷台には、収納用の「ハードカーゴ ボックス」を備える。548Lの大容量を誇り、仕事先に持っていく工具などを入れられるほか、休日のアウトドアでもさまざまな用品を収納可能だ。スチール製で表面にパウダーコートを施し、やはり丈夫さも魅力。ダンパー付きの扉は、上下に開閉するタイプで、ディンプルキー付きのロック機能も備えるため防犯対策も万全だ。

細部まで細かなアイデアが満載

また、ボックス後方には、スペアタイヤ2本を装着した「スペアタイヤキャリア」を装備する。車体ルーフ前方には、ライトが装着できる「ライトクランプ」を搭載し、オフロード競技のクロスカントリー車のようなフォルムも実現している。

ルーフネットを装着した室内(筆者撮影)

ほかにも室内には、キャビン上方スペースに装着し、小物などが搭載できる「ルーフネット」などを装備する。いずれも仕事で使えるだけでなく、アウトドアのテイストを取り入れたデザインとすることで、遊び心をくすぐるアイテムばかりだ。

なお、価格(税込)は、ハードカーゴ キャリア10万7800円、ハードカーゴ ボックス14万800円、スペアタイヤキャリア2万7280円、ライトクランプ5500円、ルーフネット1万1880円だ。

同ブランドでは、これらのほかにアウトドアでのキャンプなどに対応した製品も用意する。とくに日よけになる「サイドオーニング」や就寝も可能な「ルームテント」などは、ハードカーゴ キャリアに取り付けられる収納式で、軽トラにキャンピングカーのような機能を持たせることが可能だ(税込価格はいずれも5万4750円)。

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