新生銀行のぬぐえぬ不安、外国人役員“追放”だが、新役員にも疑問符
また日本銀行出身の財務部門担当はあおぞら銀行の専務を務めたが、「成果を上げられず退任した」(あおぞら銀行関係者)という。いずれも“苦い経歴”を持つ人物である。
当麻氏は「2年間での再生」を明言し、13年3月期には最終利益320億円(10年3月期は1401億円の赤字)の計画を明らかにした。ところが株式市場の評価は厳しいままで株価は低迷を続ける。
23日の株主総会では、ある個人株主がふがいない業績に対し、こんな苦言を呈した。「(新生銀行の)株主ということで、私は仲間内で恥ずかしい思いをしている」。他の株主からも厳しい注文が相次いだ。新生銀行がこれらの声に応えられる日は、訪れるのだろうか。
(浪川 攻 =週刊東洋経済2010年7月17日号)
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