世界初の”航空機内で生ビール”、ホシザキ電機がANAと共同で技術開発

世界初の”航空機内で生ビール”、ホシザキ電機がANAと共同で技術開発

航空機内で生ビール--。これまで不可能だった空の旅における楽しみを日本のメーカーが世界で初めて可能にした。東証1部上場で業務用厨房機器大手のホシザキ電機である。

ホシザキ電機は7月8日、全日本空輸(ANA)<9202>と共同で、航空機内で樽詰の生ビールを抽出できるビールディスペンサーを開発したと発表した。安全上の問題から航空機内へ持ち込めない「高圧ガスを使わないのが技術的なポイント」(ホシザキ)。これまで世界中のどの航空会社も缶ビールしか提供できなかったが、ホシザキの技術によって、世界で初めて航空機内で生ビールが飲めるようになる。

通常のビールディスペンサーは炭酸ガスボンベ(高圧ガス)を必要とするが、高圧ガスは安全上の問題から機内への持ち込みが禁止されており、従来は機内で生ビールを飲むことはできなかった。これに対してホシザキが開発した航空機用のビールディスペンサーは、高圧ガスの代わりにドライアイスから昇華した炭酸ガスを使用。このガスは上空の低い気圧においてもガス圧力が調整できるため、安全上の規制に引っかからずに航空機内へ持ち込めるという。

ANAは今月20日より、国内線の新サービス「ANA My Choice」の有料メニューのひとつとして、生ビールの販売を始める。航空機用のビールディスペンサーはホシザキとANAとの共同開発のため、ホシザキはANA以外の航空会社への供給は予定していない。ただ、ホシザキは同技術の特許を申請中という。

なお、今回の新製品の供給開始によるホシザキの業績への影響は軽微。「東洋経済オンライン」の業績予想数値に変更はない。

(前野 裕香 =東洋経済オンライン)


《東洋経済・最新業績予想》
(百万円)    売 上  営業利益 経常利益  当期利益
連本2009.12  160,291 8,738 9,455 4,896
連本2010.12予 160,000 9,000 9,300 5,800
連本2011.12予 161,000 9,100 9,400 5,700
連中2009.06  80,839 4,642 5,658 2,632
連中2010.06予 81,600 5,600 5,600 3,500
-----------------------------------------------------------
         1株益¥ 1株配¥
連本2009.12  68.0 20 
連本2010.12予 80.5 20 
連本2011.12予 79.1 20 
連中2009.06  36.5 0 
連中2010.06予 48.6 0 
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