実は券売機でも買える「長い片道切符」で自由な旅 「非接触」で購入、運休トラブル時も精算可能
ブラウブリッツ秋田のホーム、ソユースタジアムまでは秋田駅から3km強。交通手段は路線バスのみだ。スタジアムに着くと地元のミュージシャンによるバンド演奏が行われている。コロナの影響はそれほどでもないのだろう、ビールを飲みながら聴き入る。私はミュージシャンでもあり、音楽活動が思うようにできない今、この状況をうらやましく思った。
試合は、前半の途中から大雨となり、後半など田んぼの中でボールを蹴り合っているような、とてもサッカーとはいえない状況となり、1-1の引き分けで終わった。
困ったのが帰途である。上述の通り、交通手段は路線バスのみ、バスが1時間来ないのだ。多くのジェフサポーターは3km強の道のりを雨のなか秋田駅まで歩く選択をした。降りしきる雨、暗い道。どこに水たまりがあるかわからない。たまたま一緒だったサポ仲間に「水たまりはね、身をかがめるとよく見えるんだよ」と、小学生の時に読んだ学研「忍術・手品のひみつ」で得た知識を披瀝しながら歩いた。
今度は羽越本線が運休に
翌朝起きると秋田は晴れていたが、予定していた羽越本線は強風のため運休とのこと。秋田駅のみどりの窓口で、再び昨日変更したばかりの切符の精算をした。
素直に秋田から秋田新幹線で帰ることにした。けれどもせっかくなので、切符は男鹿→東京都区内とした。
秋田から男鹿までは片道切符を買った。EV-E801系という新型の蓄電池駆動電車で数年ぶりに訪れた男鹿駅はリニューアルされて、小綺麗な姿に変貌していた。
駅近くのカフェで、盛岡の地ビール「ベアレン」を飲み、秋田に戻った。駅ビルで「比内地鶏の究極親子丼」を味わい、秋田新幹線で東京に戻った。
今回の旅では切符を2回も精算することになったが、「一筆書き切符」を含む長距離片道切符であれば、このような対応も問題なく可能である。
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